日本酒の基本がわかったら、あとはお店で頼むだけ。でも「一合ってどれくらい?」「何て言えばいい?」と迷うこともありますよね。シリーズ最終回は、お店でそのまま使える頼み方をまとめました。
メニューの「量」を知っておこう
| メニューの表記 | 量の目安 | こんなときに |
|---|---|---|
| 一合 | 約180ml | じっくり1種類を楽しむ、二人で分ける |
| 半合 | 約90ml | いろいろな種類を少しずつ飲みたい |
| グラス | お店による(一合より少なめが多い) | 飲み比べ、はじめての銘柄を試す |
一合は、一升瓶(1.8L)の10分の1です。メニューに「正一合」とあれば、「きっちり一合入っています」というお店からのメッセージ。グラスの量はお店ごとに違うので、気になれば聞いてみてください。
はじめてのお店では、グラスや半合でいくつか飲み比べると、自分の好みが見つかりやすくなります。
どんな器で出てくる?
一合を頼むと徳利や片口で出てきて、おちょこに注いで飲むのが定番。最近は、香りを楽しめるワイングラスで出すお店も増えています。
迷ったら、好みを伝えておまかせ
メニューに知らない銘柄ばかり並んでいても大丈夫。お店の人は、その日のおすすめや味の違いをよく知っています。銘柄名よりも「好み」を伝えるのがコツです。
そのまま使える一言
- 「フルーティーで飲みやすいの、ありますか?」
- 「すっきり辛口で、刺身に合うものをお願いします」
- 「この前飲んだ○○がおいしかったんですけど、似た感じのはありますか?」
- 「今の季節のおすすめはどれですか?」
- 「燗でおいしいの、ありますか?」
これまでの記事で触れた「生酒」「ひやおろし」「淡麗辛口」などの言葉も、そのまま伝えてOK。「先に飲んだものより、少ししっかりめで」のように、さっき飲んだ一杯を基準にするのも伝わりやすいです。
楽しく飲むための小さなコツ
「もっきり」の飲み方
升や受け皿にグラスを置いて、あふれるまで注いでくれるスタイルを「もっきり」といいます。
- まずグラスを置いたまま、口を近づけてひと口すする
- 量が減ったらグラスを持ち上げて飲む
- 升にこぼれた分は、グラスに移して飲む
お店によってやり方はいろいろです。升から直接飲んでも失礼ではありません。
「和らぎ水」を一緒に
日本酒と一緒に飲むお水を「和らぎ水(やわらぎみず)」といいます。飲みすぎを防ぎ、口の中をリセットしてくれるので、次の一杯の味もわかりやすくなります。遠慮せず「お水もください」と頼みましょう。
食事と一緒に、ゆっくり
日本酒は食事と合わせてこそおいしいお酒です。空腹で飲まず、料理をつまみながら自分のペースで楽しみましょう。
まとめ
- 一合は約180ml、半合は約90ml。グラスの量はお店ごとに違う
- 迷ったら銘柄名よりも「好み」を伝えて、お店の人におまかせ
- 和らぎ水と料理をお供に、自分のペースで
シリーズ「日本酒の基本」を振り返る
- 日本酒とは?:米・米こうじ・水から造るお酒
- 純米・吟醸・本醸造:造り方で分かれる8種類
- ラベルの読み方:日本酒度と酸度で味の方向がわかる
- 冷や・常温・燗:温度で味が変わる
- 季節のお酒:新酒、夏酒、ひやおろし
- お店での頼み方:好みを伝えて楽しむ
あとは、飲んで記録するだけ
お店で「この前飲んだ○○が好きで…」と伝えられるようになると、日本酒はもっと楽しくなります。SAKE LOGなら、バーコードをスキャンするだけで飲んだお酒を記録できます。お店で迷ったときは、記録を開いてお店の人に見せるのもおすすめです。
5枚でおさらい
- 01/05一合は約180ml半合は約90ml。グラスの量はお店によって違います。
- 02/05「正一合」はきっちり一合メニューにあれば、きっちり180ml入っているというお店のメッセージ。
- 03/05迷ったら好みを伝える「フルーティーで飲みやすいの」のように、銘柄より好みを伝えるのがコツ。
- 04/05もっきりの飲み方まずグラスを置いたままひと口。升にこぼれた分はグラスに移して。
- 05/05和らぎ水も一緒にお水を挟むと次の一杯の味もよくわかります。お店で飲んだお酒もSAKE LOGに。



